D-REXの創造は直観的なものである。直観に基づく思考は得てして過去に蓄積された頭の中のデータから単純化された「近道」を辿って結論を出すことがほぼ全てである。新型コロナウイルスの蔓延の状況、つまり不確実な状況下での判断がD-REXの取り組みを生み出したスタートは「速い思考」というやつである。
2020年6月からともかくスタートさせたD-REXは、まず効果の証明が必要であり、D-REXはこれまで、そして今後も過剰なまでの検証を進めていく。*1
現行わかっている新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、白癬菌、黒カビへの抗菌・抗ウイルス・抗カビ効果だけでなく、布への定着についても検証を進めている。(吸引についてはラットで害がない事を検証済みである。)
*1 予想想定した通り、新型コロナウイルスへの効果が証明されたので、D-REXは商材として進めることが可能となった。ここからは「遅く遅く、ゆっくり、進もうとしない思考」でいかに速さを求めずカタツムリのごとき歩みが大切となる。
これは、業態業種のないファイナンスや金融ファンドなど投資の世界観にとてもマッチングしており気持ちが良い。不確実な状況で実証実験をするのは、デューデリジェンスを行い投資できる対象か判断するのに似ている。
しかも普段のデューデリジェンスに比べればリーズナブル!
投資はトライ・アンド・エラーである。
D-REXを進化させるのも、これによく似ているのだ。
追記:作り始めた頃も今も、相変わらずヒューリスティックス(厳密な論理で一歩一歩答えに迫るのではなく、直感で素早く解に到達する方法)に頼った質問に悩まされている。これは、ヒューリスティックスに頼るときに生まれがちな、系統的エラーがかかった答えをすでに持っている質問である。(例えば、緑青に害がある → 緑青イコール銅 → D-REXは害がある、となるエラーが生まれる。)
緑青が無害であることは1980年代に証明されており、風評被害以外の何物でもない。
例えば家庭用瞬間湯沸かし器の配管は銅管を高温で使用している。おそらく銅も溶け出しているだろう。(原子レベルだけどね)まあこんな愚問にも現場は対応してくれている。
D-REXくん
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